2.ペルソナの作り方
ここからはペルソナ設計の方法を順を追って説明します。
1. ターゲット層の設定
まずは自社商品に関連するターゲットを決めましょう。全く自社の商品に関係のないターゲットからペルソナを設計しても、有効活用することはできません。
2. 情報収集
ペルソナの基となるターゲットを決めたら、その層の情報取集を行います。必要な情報を選択し、構成要素を絞っていきましょう。
ここでターゲット層の実態を知り、共通点を探ることで解像度が高まります。
情報収集の代表的な例を2つ紹介します。
■データ分析■
自社商品を過去に購入したユーザーや自社サイトを過去に訪れたユーザーのデータ分析を行います。年齢などの基本情報だけでなく、ユーザーが他のどのような商品に興味があるか、普段どのようなサイトを訪れているか把握します。このように、データを分析することによってユーザーの傾向を掴むことができます。
■インタビュー■
実際にユーザーの声を聞くことができます。母数はデータ分析に劣りますが、構成要素よりも詳細なユーザーの生の声を収集することが可能です。そこから具体的なユーザーの思考を把握することもできます。
年齢や職業のほかに「月にどのくらい〇〇にお金を使うか」「〇〇を購入する際、何を重視するか」といったインタビューを行うことで、ユーザーの予算感や重要視する項目を見つけることができます。
3. 組み立てる
集めた情報をもとに、ペルソナを作りましょう。必要な情報を選択し、具体的なユーザー像を作ります。
4. 見直し
ペルソナ完成後も定期的に見直さなければいけません。時間の経過とともに、ユーザーも変化していくためです。ペルソナと実際のユーザーの動向にギャップが生じないよう、定期的に見直しましょう。