3.Facebook広告の特徴
Facebook広告は運用型広告で少額からの広告出稿が可能な点と実名制による高いターゲティング精度を活用して、広告配信を行うことができる点が大きな特徴です。
少額から広告出稿が可能
運用型で予算に合わせて広告出稿が可能です。
インプレッションやクリックといった成果に対して課金されます。そのため効果を確認してから予算調整をすることも可能です。
高いターゲティング制度を活用して、広告配信を行うことができる
ターゲティング精度が高い大きな理由として、下記の2点が挙げられます。
1.ユーザーは登録プロフィールが細かく設定できる
実名登録制で、基本的なプロフィール情報(年齢、性別、住んでいる地域など)はもちろんのこと、勤務先、趣味まで登録することが可能になっています。
また、興味のあるコンテンツ(いいねやシェアをしたもの)やその人がチェックインした場所までも情報としてFacebookのプラットフォームに蓄積されていくので、的確なターゲティングが可能になります。
2.他サイトやアプリでログイン情報として連携されることが多く、横断的にユーザー情報が蓄積される
他のサイトのサービスやアプリを使うときに「Facebookでログインをする」という選択肢を見たことがある人も多いのでないでしょうか?
「Facebookでログイン」を利用していると、全ての情報がFacebookのIDに蓄積されていくので、ユーザーの興味関心をFacebookアプリ外からも横断的に収集することができ、他の広告媒体に比べ精度の高いターゲティング設定を行うことができます。
各購買ステップに合わせて最適化した広告出稿が可能
Facebook広告の目的は大きく分類すると「認知」「検討」「コンバージョン(購入)」という3つの目的があります。
3つの目的の中でもユーザーの行動によってさらに細かくメニューは分かれています。
※Facebook広告のキャンペーン目的選択画面
認知であれば、動画広告等を用いて多くの情報をわかりやすくユーザーへ届けることで、ユーザーの記憶に残ります。すぐに獲得(コンバージョン)につながらなくても、ユーザーの興味を得たり、購入の検討をさせることで最終的にコンバージョンにつながる可能性を高めることができます。
また検討・意思決定の段階では、より商品・サービスの魅力を訴求し、購買行動などにつなげることがポイントです。この段階では、より多くの商品をユーザーに見せることができるカルーセル広告等の活用が有効になります。
コンバージョン段階ではダイナミック広告等を用い、直接的なコンバージョンを狙っていきます。
また商品の購入だけでなく、来店数の増加などにおいて最適化をかける事も可能です。
4.Facebook広告のデメリット
テレビ等と比較すると、幅広いリーチは難しい
原則Facebook利用者への配信となるので、幅広いリーチが獲得できるTVCMなどに比べるとリーチ数は少なくなります。
細かな運用が必要
ターゲティングや予算など広告配信する上で様々な設定や調整が必要となります。
またFacebook広告はGoogleやYahoo!と比較して、クリエイティブ(広告素材)がクリエイティブの摩耗(ユーザーに見飽きられることによる効果の悪化)が早い傾向があります。
適切に広告の差し替えを行う必要があるため、クリエイティブの制作などの工数も必要になります。
その際に媒体の規定に合わせて広告の審査も行われるので媒体ルールを把握しておくことも必要です。
仕様変更や新機能の追加等が多く、その都度キャッチアップが必要
オンライン広告全般に共通することとはなりますが、仕様変更や新機能追加等が随時発生します。
それらを適切にキャッチアップし広告配信に活かしてくことが重要となります。