2.ユーザーの分類
ユーザーファネルでは、サービス認知から購入までのプロセス、そして購入後の行動を見ました。ここからはターゲットとなる見込み客の分類について紹介します。
ユーザーは「潜在層」「準顕在層」「顕在層」の3つのグループに分けることができます。各層によって有効なアプローチ方法も変わってきます。
潜在層
潜在層とは、商品やサービスに興味や関心がないもしくは知らないユーザー層です。この層はニーズの有無も不明なので、まずは商品やサービスについて認知してもらう必要があります。
そのためには、より多くの人の目に触れるリーチ数の多いマーケティング手法が有効です。いかにして多くの人に商品やサービスを知ってもらうかが鍵となります。
どのような認知拡大戦略をとるかが重要です。
準顕在層
準顕在層とは、ニーズはあるが、商品やサービスを知らないもしくは検討していないユーザー層です。
この層には自社商品、サービスを検討候補に入れてもらうことが重要です。ユーザーが情報取集する際に自社商品やサービスに触れる機会をつくることができると効果的です。
顕在層
顕在層とは、ニーズがあり、商品やサービスを知っているユーザー層です。
この層は、自社商品、サービスが検討段階にあるので、各ユーザーにあった丁寧なアプローチや他社との差別化要素など選ばれる理由を示すことができれば効果的です。
下図にユーザー層をまとめました。
ユーザーの行動の流れや状態を知ることでターゲットを明確にし、適切なマーケティング戦略を選択することができます。
ユーザー行動のどの段階にアプローチするのか、ユーザー心理はどのような状態であるのかによって取るべき戦略や戦術は変わります。
今回、紹介したマーケティングファネルとユーザー分類を活用して、ターゲットや手法を適切に決定していくことでより多くのユーザーに商品やサービスを届けることが可能になります。